宅建に合格したら何をすればいい?宅地建物取引士証をもらうまでの流れを徹底解説

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このページをご覧になっている方は、宅建の試験がようやく終わって自己採点してみてたらなんと高得点!「今年合格したんじゃない!?」と興奮の方、もしくは合格発表があって見事合格。「やったーーーーーやっと地獄の試験勉強から解放されたーーーーーー」という方がほとんどなのではないでしょうか。

おめでとうございます。

もう用途地域も35条と37条の違いも覚えなくていいですね。解放されましたね。

合格したのはいいけど合格したら次は何の手続きがいるの?どこに何を提出するの?取引士証はいつ頃もらえるの?と悩める皆さんに、実際宅建に合格した私が取引士証をもらうまでの流れを徹底解説いたします。

このブログでは大阪府での申請を例に紹介しています。

各都道府県によって手続き内容が違うことがありますので、詳しくは一般財団法人 不動産適正取引推進機構のホームページ内にある 宅地建物取引士資格登録の手続きについて でご確認ください。

大まかな流れとして

合格証書が届く
試験合格地の都道府県に宅建士登録の手続きをする

登録手続きができる者は欠格要件に該当せず、かつ

・宅地建物取引業の実務経験が2年以上

・登録実務講習を修了した者

・国、地方公共団体又はこれらの出資により設立された法人において宅地又は建物の取得又は処分の業務に従事した期間が通算して2年以上である者

登録実務講習が終わった方、実務経験が2年以上ある

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宅地建物取引士証の交付手続きをする

宅建士の資格が登録されたら、申請をした都道府県から通知のハガキが届きます。

ハガキが届けばやっと宅建士証をもらうための申請です。

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私は実務経験がなかったので実務講習を受講しました。

11月に合格通知を受け取る→ 実務講習を受ける → 宅建士登録手続きをする → 宅建士証の交付手続きをする という流れでした。

実際に宅地建物取引士証が交付されたのが5月。合格発表から6か月もかかってしまいました(要領が悪かったというのもあります。)

合格発表の日時と送られてくるもの

2024年の宅建試験の合格発表は、11月26日(火)9:30。ホームページ上に掲載されます。

合格した人には一般財団法人不動産適正取引推進機構から合格証書が配達日指定の簡易書留で届きます。

合格証書の封筒

私が合格した2023年は合格発表が11月21日にあり、翌日の22日には合格証明書が届いていました。

合格通知が送られてきたらやること

合格通知が送られてきたら、実務経験が2年以上ある方とない方でやることが違ってきます。

都道府県によって少し手続き方法が違うようですが、大まかな流れは同じなのでここでは私が実際に取得した大阪府の流れで紹介します。

(登録申請時から過去10年以内に)実務経験が2年以上ある方

登録実務講習は不要です。

必要書類を揃えて合格した試験地の都道府県知事の登録を受けましょう。

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実務経験が2年未満の方

実務経験が2年未満の方は「登録実務講習」を受講しなくてはいけません。必須です。絶対です。

まず、国土交通省の登録を受けた登録実務講習を実施する機関(日建学院とかTACとか)に予約申し込みをしましょう。

国土交通省の登録を受けた登録実務講習を実施する機関について詳しくは国土交通省の登録実務講習実施機関一覧をご確認ください。

実施機関にもよりますが、講習費用は大体20,000円前後です。

合格発表がされたその瞬間から実施機関に申し込みが殺到し、ホームページに繋がらずなかなか予約が取れません。
人気の日時(土日開催や年内開催の講座)はすぐ満席になってしまいます。

宅建試験合格後に自己採点で合格を確信すると、この時点で登録実務講習を予約される方もいるようです。

すぐに宅建士証が必要でない方、業務で宅建士証が必要って訳でもないから講習はいつでもいいやという方は2~3日も待てばホームページも繋がり予約が取れるようになります。

(私がこのタイプだったので宅建士証をもらうのに6か月かかりました。)

登録実務講習とはどういったことをするの?

    申し込み後の登録実務講習の流れ

・通信講座(約1か月)

・スクーリング(1日~2日)

・修了試験

では詳しく解説していきます。

通信講座

講習の申し込みが終わると、申し込みをした機関から教科書・問題集・DVDが送られてきます。(大体どこの実施機関も同じようですが、DVDではなく動画配信を見る機関もあるそうです。)

約1か月かけてDVDを見ながら問題集を解きますが、問題集の提出は特にありません。しかし、この問題集や教科書から修了試験の問題が出るので気は抜けないです。

スクーリング

実施機関の指定する会場・教室まで行って12時間講習を受けます。絶対に12時間受講しないといけない決まりがあります。

なので講習初日に遅刻は絶対に認められないし、授業が始まってから遅れてきても教室に入れない、仕事で途中抜けることは許されないとかなりきつい口調で言われます。

忙しい方はこの12時間の講習を1日で完結させる実施機関・講座もあるのでそちらを受講するのがお勧めです。

スクーリング初日に教科書(また新たな教科書)と問題集が配布されます。

ここでは不動産業に携わるのに必要な基礎知識を12時間かかって教えてくれます。

私が申し込んだ実施機関の講座では37条書面の作成と登記簿謄本・地積測量図の見方を教えてもらいました。

修了試験

修了試験は最終日に行われます。12時間の講義で学んだことと通信講座で学習したことの中からマルバツと記述式で出題されました。

8割正解で合格です。

「8割!厳しいな!」と思うかもしれませんが、試験内容は宅建試験で勉強したことが基に出題されますし、通信講座とスクーリングのテキストと問題集を見ながら回答できます。

講師の方が試験にでるところを丁寧に解説してくれるので、教科書にマーカーで線を引いたり付箋を貼りまくってチェックしてれば大丈夫です。

ちなみに私が受講したクラスのみなさん(40名程度)は全員合格でした。

合格後、「登録実務講習修了書」が交付されます。

宅建の登録実務講習修了証

終了書は試験終了後すぐにもらえる場合と後日郵送で送られてくる場合があります。(登録実務講習実施機関によって異なります。

登録実務講習修了書を手に入れたらやっと宅建士登録の手続きです。

まとめ

実務経験のない方が宅建士証を交付してもらうにはまず登録実務講習を修了すること。

業務で宅建士証が必要な方は急いで講習の申込をしましょう!

まとめ

・宅地建物取引士証交付までの流れは  
  宅地建物取引士試験合格 → 都道府県知事の登録 → 取引士証交付



・登録申請時から過去10年以内に2年以上の実務経験がない場合は登録実務講習を
  受講しなくてはいけない。



・合格発表後すぐは登録実務講習を申し込む人で予約が殺到する。
  まるで入手困難なアーティストのチケット争奪戦のよう。